スポーツバイクって、なんだか乗るのが難しそう…。
そう思っている人もいるかもしれませんが、正しい知識があれば誰でも手軽に、安全に乗りこなすことができます。
またスポーツバイクは、ほどよく体を動かして楽しみながらダイエットできる有酸素運動でもあります。
正しい乗り方やフォームを身につけ、服装やスタイルにも気を使って、からだもこころもキレイに。
スポーツバイクは初めてという方のためにも、サイクルライフのスタートをサポートします。
快適なスポーツライドはそれぞれのからだにフィットするバイク探しから始まります。
STEP1走る目的に合わせて車種を決めます
日々の通勤、週末サイクリング、1日100km以上のロングライド、悪路や山道を走るマウンテンライドなど、ご自分が走るシーンをイメージしておおまかに車種を決めます。
カジュアルに街を乗りこなしたい毎日の通勤やショッピングなど街中を自分のペースで楽しく移動したい
フィットネス感覚で軽快に走りたいフィットネス感覚でスポーティな走りを
快適に楽しみたい。
より爽快にスピードに乗りたいもっと速く、もっと遠くへライディングして、
自分の可能性を試したい。
STEP2体格や自転車スキル、予算に合わせて車種を絞り込みます
小柄な方や筋力の弱い方は、初めから上級モデルを選ぶことで、サイズ調整可能なブレーキレバーや軽量なカーボンフレーム等に助けられるという側面もあります。ぜひ、お店のスタッフにご相談ください。
STEP3体格に合った適正サイズを注文します
サイズは必ず実車か同車種にまたがって決めましょう。フレームをまたいでも股に当たらず両足が地面にしっかり着くか、ハンドルを自然に握った時に軽く肘が曲がるか等、必ずお店のスタッフと一緒に決めてください。
トップチューブの高さライド中に停止するときは、サドルから前方に降りて、トップチューブをまたぐ格好になります。その時に股下からトップチューブまで、3~5cm程度の距離がとれるサイズを選びましょう。
サドルの高さサドル高は、腰骨(腸骨稜のトップ)の位置を目安にします。サドルにまたがり一番下にしたペダルに足をのせ、膝が軽く曲がり、逆の脚のつま先が地面に着く程度が適切なサドル高となります。
ハンドルの位置サドルにまたがりハンドルを握ったときに肘が伸びきらず、軽く曲がっている状態がベストです。腕の長さには個人差があるため、体型に合わせてステムを交換することで、調整が可能です。
● 日本の場合、乗車は左側から
右脚を後方に伸ばし上げてからサドルを跨ぎ、右ペダルに直接右足を乗せます。
● ブレーキは必ず両手同時に、左右レバーを均等に握る習慣を
一般車より制動力が高いため、特に前輪だけブレーキを掛けると前転の恐れがあります。
● 脚に負担の掛からない軽めのギアを常に選びましょう
積極的にギアチェンジをして軽めのギアを選べば、発進がスムーズになる他、スラリとした脚線美にも効果的です。
● ギアチェンジはペダルを回しながら
ペダリングをせずに変速レバーを押し込むと変速機が破損することがあります。
● 急ブレーキは避けましょう
やむを得ない場合は、腰を後ろに引いて脚を踏ん張ると制動力と安定度が増します。
美しいフォームなら疲れにくく、筋肉を正しく使うので引き締まったボディに変わっていきます。
サドルにしっかりと座り背中を自然に丸める。 大きなボールを抱えているようなイメージで。
あごはやや引き気味に、目線は前方を見る。
肩と腕はリラックスして肘は軽く曲げる。
常にブレーキレバーに指(基本的には人差し指と中指)をそえる。
足の親指の付け根(母指球)をペダルの軸に置く。
この時、つま先はまっすぐ前を向ける。
● ヘルメット着用を強くオススメします
スポーツバイクは軽量で速度が出やすいため、転倒時のリスクは一般車の数倍。初心者こそぜひ。
● 自転車はいつも「左」
一般道、サイクリングロード共に、常に左側走行。右側を「逆走」するのは重大な危険行為です。
● 交通ルールを守りましょう
事故の多くは交差点で発生しています。周囲に注意しながら、充分に速度を落として走行しましょう。
また、飲酒運転や信号無視は、自動車同様に罰せられます。
● 歩道は歩行者優先
自転車は原則的に車道。やむを得ず歩道を走る際はいつでも止まれる速度で「徐行」してください。
● 夜間は必ずライトを点灯
前照灯は白、後尾灯は赤と決められています。特に前に赤色灯を付けるのは大変危険です。
事故を防ぐために、乗車前点検を行ってください。
毎回乗車前に前後輪を地面から10センチ程持ち上げ、地面におとしてみましょう。
その時の音、見た目から、全てのパーツ、締め金具が緩んでいないかチェックしましょう。
緩んでいるパーツやアクセサリーがあれば、しっかり締め付けてください。
もしご自身で確認する自信がなければ、経験のある方に確認してもらえるよう、頼んでください。
異常を発見したら乗車せず、すぐに販売店にご相談ください。
ブレーキとブレーキシュー
ブレーキレバーを握りながら車体を前後に揺すり、ブレーキの効きを確認します。ブレーキシュー(上写真:リムに当たるゴムの部分)の残量を目視し、ゴムの溝が深さ1mm以下になっていたらシューの交換時期です。
ハンドルバー
ブレーキを掛けて車体を前後左右に揺すり、ハンドル取付部(ヘッド部分)にゆるみやガタがないか確認します。
クイックレリーズ
前後輪軸のクイックレリーズは、正しい方向に適切な強さで閉じられているか、車軸がズレなくしっかり固定出来ているか確認します。シートピラーのクイックレリーズは、サドルがしっかり固定され、レバーが簡単に開かないか確認します。
タイヤ
適性空気圧(タイヤ表面に表示)の範囲内であること。表面にトゲやガラスの破片が刺さっていないか、経年劣化でヒビ割れがおきていないか確認します。
チェーン
錆びていたり、ひどく汚れていないか、オイルが適切に塗布されているか確認します。
※ 異常を発見したら乗車せず、すぐにお買い求めの販売店にご相談ください。
● メンテナンスの基本はクリーニング
車体の汚れを落とし、変速機等の必要箇所にオイルとグリスを適切に塗布します。
● ブレーキ性能は汚れで低下します
もし油で汚れた場合は制動力が著しく低下して危険ですので、すぐに販売店へ。
● 変速機の調整も定期的に必要
変速機はワイヤーで駆動されているため、変速ケーブルと中のワイヤーが馴染むことでズレが生じてガチャガチャと鳴ります。
● ネジ類のゆるみチェックも大切
車体各部のボルト類も使用に応じて馴染み・ゆるみが生じますので、適正な力で増し締めを行う必要があります。
● 正規販売店で定期点検を
安全走行のため、そして愛車の性能を維持して快適に乗り続けるために、必ずジャイアント正規販売店で定期点検を受けてください。
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